ウーマン・イン・ザ・ウィンドウ

ウーマン・イン・ザ・ウィンドウ』(The Woman in the Window)は、2021年5月14日にNetflixから配信されたアメリカ合衆国スリラー映画[1][2]。監督はジョー・ライト[3]。主演はエイミー・アダムス。共演はジュリアン・ムーアゲイリー・オールドマンブライアン・タイリー・ヘンリーアンソニー・マッキーら。

ウーマン・イン・ザ・ウィンドウ
The Woman in the Window
監督ジョー・ライト
脚本トレイシー・レッツ
原作A・J・フィン英語版
製作イーライ・ブッシュ英語版
スコット・ルーディン
アンソニー・カタガス英語版
出演者エイミー・アダムス
ジュリアン・ムーア
ゲイリー・オールドマン
ブライアン・タイリー・ヘンリー
アンソニー・マッキー
音楽ダニー・エルフマン
撮影ブリュノ・デルボネル
編集ヴァレリノ・ボネッリ
製作会社20世紀スタジオ
フォックス2000ピクチャーズ
スコット・ルーディン・プロダクションズ
配給世界の旗 Netflix[1]
公開世界の旗 2021年5月14日[2]
上映時間100分
製作国アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
言語英語
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あらすじ

児童専門セラピストのアナ・フォックスは、夫のエドワードと別居してから、マンハッタンのアパートに独り住んでいる。夫は娘のオリヴィアと暮らしていて、夫とは毎日のように電話している。アナは広場恐怖症を患っていて、家に閉じこもりがちなので、2階の窓から近所の人々を観察するようになっている。通りの向かいに最近引っ越してきたラッセル一家もその対象である。またアナは、大量の薬を服用し、アルコールに浸っている。ある晩、ジェーン・ラッセルがアナを訪ねてきて、知り合いになる。アナはジェーンの15歳の息子イーサンにも顔を合わせ、父親であるアリステアが暴力を振るうことを知る。

キャスト

※括弧内は日本語吹替。

児童心理のセラピスト。
アリステアとジェーンの息子。
ジェーンの夫。
アリステアの妻。
アリステアの妻。
アナの自宅に住む間借り人。
アナの通報に駆け付ける刑事。
リトル刑事の同僚。
アナの夫。
  • オリヴィア・フォックス - マライア・ボーズマン(新津ちせ
アナとエドの娘。

製作

2016年9月、フォックス2000ピクチャーズA・J・フィン英語版の同名小説の映画化権を購入した[5]。2018年3月、監督をジョー・ライト、脚本をトレイシー・レッツ、製作をイーライ・ブッシュ英語版スコット・ルーディンが務めることが分かった[6]。同年4月、エイミー・アダムスがキャストに加わった[7]。同年7月、ジュリアン・ムーアゲイリー・オールドマンワイアット・ラッセルブライアン・タイリー・ヘンリーがキャストに加わった[8][9][10][11]。同年8月、アンソニー・マッキーとフレッド・ヘッチンジャーがキャストに加わった[12][13]

撮影

主要な撮影は、2018年8月6日にニューヨークで始まり[14][15]、同年10月30日に終了した[16]

公開

当初、本作は20世紀フォックス(現・20世紀スタジオ)による配給で2019年10月4日に全米公開される予定だったが[17]、テスト試写での不評を受けて再撮影が行われることになったことやウォルト・ディズニー・カンパニー21世紀フォックスを買収した影響で各映画の公開スケジュールの再調整が生じたことも加わり、全米公開は2020年5月15日に延期された[18][19]

その後、2020年8月4日にディズニーが新型コロナウイルスの影響で劇場公開を断念し、配給権をNetflixに譲渡する方針で交渉していることが報じられた。ディズニーはNetflixと同様の定額制動画配信サービスであるDisney+Huluを保有しているが、内容が大人向けスリラー作品であるため、他社動画配信サービスでの公開が望ましいと判断したとみられる[20][21]

2021年1月12日、Netflixは2021年に配信予定の新作映画を公表し、本映画も同年内に同サービスにて公開することを発表[1][22]。その後、同年5月14日に世界一斉配信することを明らかにした[2]

なお、制作を担当したフォックス2000ピクチャーズはディズニーによる21世紀フォックスの買収の一環により、2021年5月14日にレーベルを閉鎖した。そのため、本作はフォックス2000ピクチャーズが制作を担当した最後の映画となった[20]

評価

本作の評価は全体的に芳しくない。レビュー・アグリゲーターRotten Tomatoesでは205件のレビューで支持率は26%、平均点は4.7/10となった[23]Metacriticでは39件のレビューを基に加重平均値が41/100となった[24]。また第42回ゴールデンラズベリー賞に作品賞など5部門でノミネートされたが、受賞は免れた。

出典

外部リンク