イヌハッカ

イヌハッカ(学名:Nepeta cataria、英名:Catnip、漢字:犬薄荷)は、シソ科イヌハッカ属多年草ハーブの1種。英名由来のキャットニップという名でも呼ばれる。また、日本に帰化したものが長野県筑摩郡で発見されたことから、チクマハッカとも呼ばれる。

イヌハッカ
分類
ドメイン:真核生物 Eukaryota
:植物界 Plantae
:被子植物門 Magnoliophyta
:双子葉植物綱 Magnoliopsida
亜綱:キク亜綱 Asteridae
:シソ目 Lamiales
:シソ科 Lamiaceae
:イヌハッカ属 Nepeta
:イヌハッカ N. catariaa
学名
Nepeta cataria L.
和名
イヌハッカ[1]
英名
Catnip

概要

高さ50 - 100センチメートル。茎と葉の全体に白く細かい綿毛がある。茎は四稜があって多く分枝する。葉は対生する三角状の卵形で裏側に短毛が密生する。若葉にカルバクロール、ネペトール由来の芳香がある[2][3]

古くから薬草として利用された品種であり、肉料理の香り付けに用いたり、サラダに入れたり、ハーブティーに利用したりする。8 - 9月にかけて、白か紫色の6ミリメートルほどの花を咲かせる。同じ属のネペタ・ムッシーニ(N.mussini)やネペタ・ラセモーサ(N. racemosa)などと共に、日本ではキャット・ミントと呼ばれることもある。

また、別名でカラミントと呼ばれる場合があるが、カラミンタ属英語版カラミントは同科別種である。

猫が好むハーブ

種名のカタリア(cataria)はラテン語に関する意味があり、また英名の Catnip には「猫が噛む草」という意味がある。その名の通り、イヌハッカの精油にはネペタラクトンという猫を興奮させる物質が含まれている。猫がからだをなすりつけるので、イヌハッカを栽培する際には荒らされることも多い。この葉をつめたものは猫の玩具としても売られている[4]

なお、猫に同様の効果をもたらす植物としてマタタビ荊芥などがある。日本において特に有名な前者にちなみ、イヌハッカは「西洋マタタビ」と呼ばれることもある。

脚注

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