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反キリスト ルーカス・クラナッハ 画 1521年 ルーテル教会のクラナッハは、教皇冠をかぶる反キリスト、ローマ教皇の姿を描いた。反キリスト(はんキリスト、Antichrist)は、イエス・キリストに偽装して、イエスの教えに背く者、人を惑わす者の名称。聖書では新約聖書のヨハネの手紙一(2:18、2:22、4:3)、ヨハネの手紙二(1:7)に記述されている。ヨハネの手紙2章22節においては、イエスがキリストであることを否定する者を反キリストであるとしている。キリスト教の終末論においては、真実に対極し、神から出ているものではない悪魔の具現化であると解釈され、最後の審判の際に苦しみが与えられるとされ、救いは決して得られないとされる。
歴史上の用例
他宗教での相当概念
ダッジャールは、イスラム教での偽救世主、偽預言者である。
ダッジャールについての言及はコーランには無く、ハディース(預言者ムハンマドの言行録)にあり、それらによるとダッジャールは、
- 右目が潰れて、左目のみが明いている。
- 肌は赤く、髪は黒く、額にクフルもしくはカーフィルと書かれている。
- 地上に現れると「我こそはお前達の主」と言い、40日間地上を支配するが、その1日は1年にも1ヶ月にも感じられる。
- 人々に偽の繁栄を齎し、信じさせる。
とされる。
脚注
関連項目