アルベリゴ・エヴァーニ

イタリアのサッカー選手

アルベリコ・エヴァーニAlberico Evani, 1963年1月1日 - )は、イタリアマッサ出身の元同国代表サッカー選手、現サッカー指導者。現役時代のポジションはミッドフィールダーで、中盤の様々なポジションでプレーが出来るユーティリティー性と、強烈な左足のシュートやFKを武器に活躍した[1]。2018年よりイタリア代表のアシスタントコーチを務める。

アルベリコ・エヴァーニ
名前
愛称キッコ(Chicco)
ラテン文字Alberico Evani
基本情報
国籍イタリアの旗 イタリア
生年月日 (1963-01-01) 1963年1月1日(61歳)
出身地マッサ
身長174cm
体重73kg
選手情報
ポジションMF
利き足左足
クラブ1
クラブ出場(得点)
1980-1993イタリアの旗 ACミラン 296 (14)
1993-1997イタリアの旗 サンプドリア 94 (2)
1997イタリアの旗 レッジャーナ 7 (0)
1997イタリアの旗 カッラレーゼ 12 (1)
代表歴
1991-1994イタリアの旗 イタリア15 (0)
監督歴
1998-2008イタリアの旗 ミラン (ユース)
2008-2009イタリアの旗 ミラン (プリマヴェーラ)
2009-2010イタリアの旗 サンマリノ
2010-2011 イタリア U-19 (アシスタント)
2010-2013 イタリア U-18
2011-2013 イタリア U-19
2013-2017 イタリア U-20
2017-2018イタリアの旗 イタリア (アシスタント)
2018 イタリア U-21 (暫定)
2018-イタリアの旗 イタリア (アシスタント)
1. 国内リーグ戦に限る。
■テンプレート■ノート ■解説■サッカー選手pj

経歴

1980-81シーズンにトップチームでのデビューを果たし[1]、以降13年間、ACミランの選手として活躍し、数々のタイトル獲得に貢献、ACミランの殿堂入りも果たしている[2]。もともとはサイドバックとしてプレーしていたが、ニルス・リードホルム監督により攻撃的ポジションにコンバートされ[3]、その風貌やプレースタイルからACミランのコンティとの異名を取った[3]。 1989年トヨタカップの対アトレティコ・ナシオナル戦では両チーム無得点で迎えた延長戦119分に直接フリーキックから決勝点を決め[2]、MVPに選出された[4]。翌年のUEFAスーパーカップUCサンプドリア戦のファーストレグではゴールを決め、優勝に貢献した。

1993-94シーズンからはルート・フリットと共にサンプドリアに移籍し、中心選手の一人として同シーズンのコッパ・イタリア決勝、アンコーナ戦ではPK獲得によるゴールを決めて優勝に貢献した[5]。1997-98シーズンにACレッジャーナ1919カッラレーゼでプレーしたのを最後に、1998年に現役を引退した[1]

1991年にはイタリア代表に選出され、1994年のワールドカップ・アメリカ大会に出場。初戦のアイルランド代表戦では先発出場したが[6]、その後は負傷で出場出来なかった[7]。しかし決勝戦の対ブラジル代表戦では途中出場し、PK戦でイタリアの3人目のキッカーを任され、PKを成功させたが、他のメンバーのPK失敗により、イタリアは準優勝に終わった[8]

サンプドリア時代のチームメートであるマンチーニが代表監督に就任すると、アシスタントコーチに就任、新型コロナウイルスでマンチーニが指揮出来なかった試合では代理で監督を務め[9]、2021年にはアシスタントコーチとしてユーロで優勝した[10]

獲得タイトル

クラブ

ACミラン

サンプドリア

  • コッパ・イタリア: 1993-94

個人

  • インターコンチネンタルカップMVP: 1989

出典

外部リンク