アルピーヌ・A424

アルピーヌ・A424 (Alpine A424) は、アルピーヌル・マン・デイトナ・h (LMDh)規定に基づき、FIA 世界耐久選手権(FIA WEC)への参戦用に開発したプロトタイプレーシングカー

アルピーヌ・A424
カテゴリーLMDh
コンストラクターフランスの旗 アルピーヌ
フランスの旗 オレカ
先代アルピーヌ・A480
アルピーヌ・A442
主要諸元
シャシーカーボンファイバーモノコック
サスペンション(前)独立懸架 ダブルウィッシュボーン プッシュロッド
サスペンション(後)独立懸架 ダブルウィッシュボーン プッシュロッド
全長5,000 mm
全幅1,998 mm
全高3,148 mm
エンジンメカクローム V634 3.4 L V6+モーター シングルターボ ミッドシップ, 縦置き
トランスミッション7速 X Trac社製 P1359 シーケンシャルセミオートマチック
主要成績
チームフランスの旗 アルピーヌ・エンデュランス・チーム
ドライバーフランスの旗 ポール=ルー・シャタン英語版
オーストリアの旗 フェルディナント・ハプスブルク
フランスの旗 シャルル・ミレッシ
フランスの旗 ニコラ・ラピエール
ドイツの旗 ミック・シューマッハ
フランスの旗 マシュー・バキシビエール英語版
アンドラの旗 ジュール・グーノン
初戦2024年のカタール1812kmレース
出走優勝表彰台ポールFラップ
30000
テンプレートを表示

概要

アルピーヌが2021年10月にLMDh規定でFIA 世界耐久選手権及びル・マン24時間レースに参戦することを表明し、シャシーコンストラクタとしてオレカと提携した事を発表したマシンである。2023年6月9日、ル・マン24時間レースの場にてA424_βと名づけられたショーカーを発表。その後もサーキットでの開発テストを続け、2024年2月7日にβの取れたマシンを本発表した[1]。エンジンはメカクロームF2マシンに供給しているV634 V型6気筒シングルターボを採用し、アルピーヌがWEC用に大幅改良を行っている[2]

レース活動

2024年

2023年11月22日、2024年シーズンのレギュラードライバーが発表された。前年LMP2クラスにアルピーヌから参戦していたニコラ・ラピエールマシュー・バキシビエール英語版シャルル・ミレッシの3名に加え、フェルディナント・ハプスブルクミック・シューマッハポール=ルー・シャタン英語版を新しく加えた2台・6名体制となった[3]。信頼性の面であまり評判の良くないメカクローム製エンジンに対し、2月の時点ではアルピーヌでの大幅な改良により自信を見せており[2]、実際に参戦初年度ながら序盤のレースではポイント圏内で完走している[4]。しかし6月のル・マンではエンジントラブルにより2台ともレースの前半でリタイアとなった[5]

戦績

FIA 世界耐久選手権

チームクラスNo.ドライバーRds.12345678Pts.Pos.
2024 アルピーヌ・エンデュランス・チームハイパーカー35 ポール=ルー・シャタン英語版AllQAT
7
IMO
13
SPA
9
LMS
Ret
SÃO
COA
FUJ
BHR
23*4位*
フェルディナント・ハプスブルク1, 4-8
ジュール・グーノン2-3
シャルル・ミレッシAll
36 ニコラ・ラピエールAllQAT
11
IMO
16
SPA
12
LMS
Ret
SÃO
COA
FUJ
BHR
ミック・シューマッハAll
マシュー・バキシビエール英語版All

脚注

関連項目

外部リンク