アルテミスステークス

日本の中央競馬の重賞競走

アルテミスステークスは、日本中央競馬会(JRA)が東京競馬場で施行する中央競馬重賞競走GIII)である。

アルテミスステークス
第12回アルテミスステークス(2023年10月28日)
優勝馬:チェルヴィニア
開催国日本の旗 日本
主催者日本中央競馬会
競馬場東京競馬場
創設2012年11月3日
2021年の情報
距離芝1600m
格付けGIII
賞金1着賞金2900万円
出走条件サラ系2歳牝馬(国際)(指定)
負担重量馬齢(54kg)
出典[1][2]
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競走名の「アルテミスArtemis)」は、ギリシャ神話に登場する狩猟と純潔の女神。古代ギリシャでは、豊穣や多産の神として信仰されてきた[3]

概要

関東地区における阪神ジュベナイルフィリーズの前哨戦として、2012年に新設された2歳牝馬による重賞競走[4][5]。2013年までは格付取得に必要な2年間の競走実績を満たしていなかったため、格付表記は初年度が「新設重賞」、2013年は「重賞」と表記[4]。2014年に日本グレード格付け管理委員会の承認を受け、GIIIに格付けされた[4]

創設当初より地方競馬所属馬・外国馬がともに出走可能となっている[6]

競走条件

以下の内容は、2021年現在[1][2]のもの。

出走資格:サラ系2歳牝馬

  • 未出走馬・未勝利馬を除く
  • JRA所属馬(外国産馬含む)
  • 地方競馬所属馬(後述)
  • 外国調教馬(優先出走)

負担重量:馬齢(54kg

阪神ジュベナイルフィリーズのステップ競走に指定されており、地方競馬所属馬は阪神ジュベナイルフィリーズの出走候補馬(3頭まで)に優先出走が認められている[7][8]。また、本競走で2着以内の成績を収めた地方競馬所属馬には阪神ジュベナイルフィリーズの優先出走権が与えられる[7][8]

賞金

2021年の1着賞金は2900万円で、以下2着1200万円、3着730万円、4着440万円、5着290万円[1][2]

歴史

  • 2012年 - 2歳牝馬限定の重賞競走として創設[4]。格付表記を「新設重賞」とし、東京競馬場の芝1600mで施行[4]
  • 2013年 - 格付表記を「重賞」に改める[4]
  • 2014年 - GIIIに新規格付[4]

歴代優勝馬

コース種別を表記していない距離は、芝コースを表す。

回数施行日競馬場距離優勝馬性齢タイム優勝騎手管理調教師馬主
第1回2012年11月3日東京1600mコレクターアイテム牝21:33.8浜中俊須貝尚介(株)G1レーシング
第2回2013年11月2日東京1600mマーブルカテドラル牝21:35.2田辺裕信上原博之(有)社台レースホース
第3回2014年11月1日東京1600mココロノアイ牝21:34.4横山典弘尾関知人(有)酒井牧場
第4回2015年10月31日東京1600mデンコウアンジュ牝21:34.1田辺裕信荒川義之田中康弘
第5回2016年10月29日東京1600mリスグラシュー牝21:35.5武豊矢作芳人(有)キャロットファーム
第6回2017年10月28日東京1600mラッキーライラック牝21:34.9石橋脩松永幹夫(有)サンデーレーシング
第7回2018年10月27日東京1600mシェーングランツ牝21:33.7武豊藤沢和雄(有)社台レースホース
第8回2019年10月26日東京1600mリアアメリア牝21:34.3川田将雅中内田充正(有)シルクレーシング
第9回2020年10月31日東京1600mソダシ牝21:34.9吉田隼人須貝尚介金子真人ホールディングス(株)
第10回2021年10月30日東京1600mサークルオブライフ牝21:34.0M.デムーロ国枝栄飯田正剛
第11回2022年10月29日東京1600mラヴェル牝21:33.8坂井瑠星矢作芳人(有)キャロットファーム
第12回2023年10月28日東京1600mチェルヴィニア牝21:33.6C.ルメール木村哲也(有)サンデーレーシング

脚注・出典

注釈

出典

各回競走結果の出典

外部リンク