アルテスナート

アルテスナート(Artesunate、AS)は、マラリアの治療に使用される医薬品である[3][4]。重症のマラリア患者には点滴によるキニジンの投与が好ましい[3]。多くの場合、アルテスナートとメフロキンを用いた併用療法の一部として使用される[4]。マラリア予防には使用されていない[4]。アルテスナートの投与法は静脈注射筋肉内注射、経口投与、直腸投与である[4][5][6]

臨床データ
発音ahr-tez′ŭ-nāt[2]
販売名many[1]
Drugs.com国別販売名(英語)
International Drug Names
法的規制
  • UK: Not licensed
  • US: Not licensed
投与経路by mouth, intravenous, intramuscular
識別
CAS番号
88495-63-0 ×
80155-81-3 (sodium salt)
ATCコードP01BE03 (WHO)
PubChemCID: 5464098
ChemSpider16735675 チェック
UNII60W3249T9M チェック
ChEMBLCHEMBL258608 ×
NIAID ChemDB112081
PDB ligand IDD95 (PDBe, RCSB PDB)
化学的データ
化学式C19H28O8
分子量384.421 g/mol
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アルテスナートは一般的に耐容性がある[5]。副作用には、徐脈、アレルギー反応、めまい、白血球レベルの低下があげられる[4]。動物実験では乳児に害があるとされるが、妊娠中の人への投与は安全な選択肢とされている[7]母乳育児中の母親への投与は安全と思われる[8]

アルテスナートはアルテミシニンに属する薬である[3]

アルテスナートは、 世界保健機関必須医薬品リストに記載されており、医療制度に必要とされる最も効果的で安全な医薬品である[9]開発途上国での卸売価格は、1投与につき2.09から2.57米ドルである[10]。米国では市販されてないが、疾病管理センターから入手することができる[3][11]

もともとは植物であるクソニンジンが原料である[3]

出典