アラモサウルス

アラモサウルスAlamosaurus)は、中生代白亜紀後期(マーストリヒシアン)に北アメリカ大陸に生息していた代表的な竜脚類恐竜である。

アラモサウルス
アラモサウルス
アラモサウルスの復元骨格(手前のものはティラノサウルス
テキサス州ダラスペロー自然科学博物館英語版の展示品
地質時代
後期白亜紀
分類
ドメイン:真核生物 Eukaryota
:動物界 Animalia
:脊索動物門 Chordata
亜門:脊椎動物亜門 Vertebrata
:爬虫綱 Reptilia
亜綱:双弓亜綱 Diapsida
下綱:主竜形下綱 Archosauromorpha
上目:恐竜上目 Dinosauria
:竜盤目 Saurischia
亜目:竜脚形亜目 Sauropoda
下目:竜脚下目 Sauropoda
階級なし:ティタノサウルス形類 Titanosauriformes
上科:ティタノサウルス上科 Titanosauria
:?サルタサウルス科 Saltasauridae
:アラモサウルス属 Alamosaurus
学名
Alamosaurus
Gilmore1922

属名は「アラモのトカゲ」の意味で、ニューメキシコ州北西部のオホアラモ累層で発見されたことに由来し[注 1]種小名の"sanjuanenis"は最初の化石が発見されたニューメキシコ州サンフアンにちなむ。

概要

1921年ニューメキシコ州サンフアンにあるオホアラモ累層の一部であるバレル・スプリングス・アロヨ(Barrel Springs Arroyo)から、後にアラモサウルスと命名される複数の部分的な化石が発見された。1922年にはそれらに「USNM 10486」および「USNM 10487」の分類番号が付けられた。1946年には1937年6月15日ユタ州エメリー郡のノースホーン山(North Horn Mountain)で発見されたより完全な化石に「USNM 15660」の分類番号がつけられている。しかし、これらの化石はティタノサウルス類の化石の代表的なものとされながらも、全体像は不明なままであった。

2018年より、最新の学説と分析手法に基づいたUSNM 15660の解析が改めて行われ、2011年にはその巨大な頚椎大腿骨から、全長は30m以上とアルゼンチノサウルス並みのサイズに成長する史上最大級の竜脚類であるとの分析結果が発表された[1]

またユタ州テキサス州でも化石が発掘されているが、同種であるが大きさの異なるものが発見されており、これらは幼体や年齢の若い個体であると推定されている。いずれにしても今だ発見された化石の総数は少なく、これまで見つかったものは全て部分骨格で、完全骨格は未発見である。また、歯の化石が部分的に発見されているが、完全な状態の頭骨は発見されていない[2]

白亜紀大絶滅を生き延びた可能性

2011年1月、アラモサウルスが白亜紀大絶滅後も生き残っていた可能性が、カナダにあるアルバータ大学の研究者らにより指摘された[3][4]

ニューメキシコ州サンフアン近郊の盆地で発掘された大腿骨の化石が、ウラン・鉛法年代測定された結果、約6480万年前のものと推定された。これはK-Pg境界の70万年後であり、この時代まで生き残っていた可能性も高いという。しかし6500万年に対する70万年はほぼ誤差の範囲といえるものであり、この研究は、複数の研究者から批判されている[5][6]

脚注

注釈

出典

関連項目

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