ようこそ!!伊藤史隆です | |
---|---|
放送期間 | 2009年7月11日 - 2011年12月31日 |
放送時間 | 土曜日 7:00 - 10:00(JST) |
放送局 | ABCラジオ |
パーソナリティ | 伊藤史隆 |
出演 | 林智美 |
テーマ曲 | Freedom (Wham!) |
公式サイト | 公式サイト |
テンプレートを表示 |
『ようこそ!!伊藤史隆です』(ようこそ いとうしりゅうです)は、2009年7月11日から2011年12月31日まで、ABCラジオで毎週土曜日の7:00 - 10:00に放送されていた生ワイド番組。
ABCラジオでは2009年の7月に、大規模な番組改編を実施した。夏季では異例の改編で、毎週土曜日の午前中(6:30 - 10:00)に放送されていた生放送番組『ドッキリ!ハッキリ!三代澤康司です』の放送枠を平日(毎週月 - 金曜日)の9:00 - 13:20に移動させることに伴って、改編前における放送枠の大半を埋める目的で形で当番組の放送を開始した。
メインパーソナリティの伊藤は朝日放送アナウンサーで、入社した1985年から主にスポーツ実況を担当してきた。当番組は、伊藤にとって初めての冠番組に当たる。また、アシスタントには、改編前まで放送された『ABCミュージックパラダイス』の木曜パーソナリティ・林智美が起用された。
当番組は生放送で、放送直近のニュースやスポーツの話題を中心に扱う(一部コーナーで事前収録あり)。コーナーの合間に流れる楽曲は、古今洋邦のポップスや歌謡曲から、林が"音楽監督"としてバランス良く選曲。2009年8月1日の放送からは、伊藤が選んだアラフォー世代(40歳前後)向けの楽曲も、"伊藤史隆枠"として1曲だけ流していた。また、「リクエスト大会」と称して、不定期でリスナーから"伊藤史隆枠"に合う楽曲を募ることもあった。
伊藤が関西圏以外で週末のスポーツ中継への出演を控えている場合にも、伊藤の滞在先から林とともに全編生放送を実施することが多かった。その場合には、滞在先にちなんだ企画やインタビューを、一部のコーナーで放送している。
番組のテーマ曲は、『Freedom』(Wham!)。伊藤が朝日放送に入社した1985年のヒット曲から、林が選んだという[1]。また、CMの前後のジングルで使われる楽曲は、もっぱら番組のスタッフで演奏。スポーツアナウンサーでもある伊藤にちなんで、『六甲おろし』の前奏を鍵盤ハーモニカで演奏したジングルや、『Take Me Out to the Ball Game』のサビをBGMに使ったジングルも随時流していた。
ちなみに伊藤は、2011年10月3日から『キャスト』(平日夕方にABCテレビで放送される関西ローカルのニュース番組)のメインキャスターに起用された。ただし、土曜日には『キャスト』を放送しないことから、10月以降も引き続き当番組のパーソナリティを担当。当番組でも、伊藤が『キャスト』の裏話を披露したり、「キャスト通信簿」とのタイトルでリスナーから寄せられた同番組の感想・評価を紹介したりしていた。
しかし伊藤は、朝日放送報道局の方針で、2012年からニュースキャスターとしての活動にほぼ専念。ABCラジオでは、その方針を基に、当番組を2011年12月31日の放送で終了させた。2012年1月7日からは、当番組の放送枠と企画の一部を引き継ぐ格好で、『サクサク土曜日 中邨雄二です』を放送。林が続投するほか、伊藤と同期入社(1歳年上)のスポーツアナウンサー・中邨雄二がメインパーソナリティを務めている。
伊藤は2015年3月まで『キャスト』のメインキャスターを務めた後に、翌4月からスポーツ実況の担当に復帰。2017年10月から2023年3月までは、ABCラジオでプロ野球のオフシーズンを中心に『伊藤史隆のラジオノオト』(火 - 金曜日夜間の生ワイド番組)のパーソナリティーを務めていた。その一方で、ABCテレビアナウンサーとしての宿直勤務の一環で、『サクサク土曜日』内の定時ニュースを随時担当。担当日には、2回(午前7時台と午前9時台)のニュースの合間に中邨の勧めで「サクスポ」(午前8時前後に編成されているスポーツ関連のトークパート)へ登場しているほか、中邨が「ライフワーク」と自認している『三國志』の朗読(9時台の「雄ちゃんのおしゃべり宝箱」で毎月第2週を中心に放送)にも9時台のニュースを終えてから参加している。
なお、中邨は2022年3月・伊藤は2023年3月にABCテレビ正社員としての定年(60歳)を迎えたが、2人とも定年の翌月から「シニアアナウンサー」(嘱託扱いのアナウンサー)へ移行。移行後も、『サクサク土曜日』やスポーツ中継を初めとする朝日放送グループ制作番組への出演を、「ABCアナウンサー」という肩書で続けている。
毎週土曜日7:00 - 10:00。
7時20分過ぎから8時前にかけて放送されたコーナーで、前半は阪神タイガースの話題が中心。プロ野球シーズンには、放送前日の阪神戦の結果・経過を「第~回ようこそ!阪神タイガース劇場」のタイトルで紹介(2010年シーズンから)。
当コーナーの後半や、前日に阪神戦がなかった場合には、プロ野球以外のスポーツの話題を中心に構成。関西に縁のある球団・選手の話題をよく取り上げている。
ちなみに、当コーナーの伊藤は、表向き「タイガースの勝敗に一喜一憂しない」というスタンスを取っていた。ただし、放送前日の試合で阪神タイガースが勝利した場合には、伊藤が同球団の選手のプレーや裏話を熱弁。また、サッカーに関する話題では、ヴィッセル神戸のオフィシャルリポーターでもある林が試合の感想・情報を述べることが多かった。
8時台の前半に放送。さまざまな分野の“職人”の技や素顔を紹介するコーナー。基本としては、リスナーが推薦する“街の職人”を、伊藤などが放送前に取材。その模様を、取材音源を交えて報告する。当コーナーのみ、ABCラジオの公式サイト内に設けられた"Webio"から、ストリーミング形式でほぼ毎週音源を配信していた[注釈 2]。
放送週によっては、"職人"をスタジオに招くか、電話を通じて生放送中にインタビューを実施。"職人"の手による作品・商品を抽選でリスナーに進呈したり、伊藤と親交のあるスポーツ関係者が登場したりすることもあった[注釈 3]。
2009年10月30日の放送では、南海ホークスの日本シリーズ制覇(1959年)を祝したパレード(通称御堂筋パレード)の50周年を記念して、岡本伊三美(当時のレギュラー内野手)と一緒に車からパレードの全順路をたどった(事前収録)。この模様は、後に特別番組でも放送されている(後述)。
2011年4月の放送では、前月に東日本大震災が発生したことを受けて、「前向きに頑張る若者や女性」というマンスリーテーマを設定。同年9月からは、「独身の林が"家庭料理の職人"から料理を教わる」という趣旨で、「林智美の花嫁修業大作戦」シリーズを始めた。
ちなみに伊藤は、当番組の放送を開始するまで、出張や旅行などで日本国内の45都道府県への滞在を経験していた。そのため、当番組の放送期間中には、当コーナーの取材を兼ねて残り2県(大分県・群馬県)を訪問。2011年12月24日放送の当コーナーでは、最後の未滞在県だった群馬県への日帰り旅行の模様を報告した。また、『キャスト』のメインキャスターに就任してからも、同番組の本番前に当コーナー用の取材に赴くことが多かった。
リスナーからのリクエストと、伊藤のスケジュールに応じて、伊藤自身がさまざまな場所で実況に挑戦する企画。番組開始当初は、リスナーの自宅でテレビの野球中継を一緒に見たり、運動会、文化祭、商店街などを訪れたりするなどのシチュエーションを想定。現に、当企画での最初の実況は、愛媛県宇和島市での闘牛大会の実況であった(2009年10月30日放送)。その後は、福本豊(朝日放送野球解説者)とのコンビで、「ようこそ!野球教室」(後述)の一環として実施。伊藤は、スポーツ中継の担当を離れた2011年10月以降も、同企画に限って練習試合の実況を続けていた[注釈 4]。
放送開始1周年を迎えた2010年7月10日から、主に9時台で放送。伊藤が「最高のラジオ」と評する番組で、1998年3月末までABCラジオでもネット受けを実施していた『小沢昭一の小沢昭一的こころ』(TBSラジオ制作)のテイストを再現しながら、伊藤が自身の趣味・関心事や放送前日までの出来事を一人で語った。ちなみに、オープニングのお囃子や間奏の音源は、同番組とほぼ共通。「宮坂さん」などの名物キャラクターも、生放送中に伊藤が1人で演じている。
ABCラジオ 土曜日午前中 | ||
---|---|---|
前番組 | 番組名 | 次番組 |
ドッキリ!ハッキリ!三代澤康司です (6:30-10:00) | ようこそ!伊藤史隆です | サクサク土曜日 中邨雄二です (7:00-10:00) |