下灘駅 | |
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駅舎(2015年7月) | |
しもなだ Shimonada | |
◄S08 伊予上灘 (5.3 km) (2.6 km) 串 S10► | |
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所在地 | 愛媛県伊予市双海町大久保 北緯33度39分18.81秒 東経132度35分21.60秒 / 北緯33.6552250度 東経132.5893333度 / 33.6552250; 132.5893333 東経132度35分21.60秒 / 北緯33.6552250度 東経132.5893333度 / 33.6552250; 132.5893333 |
駅番号 | ○S09 |
所属事業者 | 四国旅客鉄道(JR四国) |
所属路線 | ■予讃線(愛ある伊予灘線) |
キロ程 | 222.4 km(高松起点) |
電報略号 | シモ |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 1面1線 |
乗降人員 -統計年度- | 78人/日 -2019年- |
開業年月日 | 1935年(昭和10年)6月9日[1][2] |
備考 | 無人駅 |
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下灘駅(しもなだえき)は、愛媛県伊予市双海町大久保にある、四国旅客鉄道(JR四国)予讃線(愛ある伊予灘線)の駅である。駅番号はS09。標高11 m[3]。観光列車・伊予灘ものがたりが運転停車する[4][5]。
ホームから広い海(伊予灘)を眺めることができ[5][6]、駅周辺は鉄道写真の撮影名所の一つとして鉄道ファンの間に知られている。海面を埋め立てる形で国道378号が開通するまでは[2][3]、ホームの下にすぐ波が打ち寄せるほど線路と海岸が近接した「日本一海に近い駅」だった。この名称は現在でも使用される場合がある[2][6][7]。
当駅は1935年(昭和10年)6月9日に国鉄予讃本線が伊予上灘駅から当駅まで1駅分だけ延伸したのと同時に下灘駅として開業した。当初は終着駅であったが、開業のおよそ4か月後の10月6日には当駅から伊予長浜駅までが開通したため、途中駅となった。
1986年(昭和61年)3月3日には向井原駅 - 内子駅間の新線開通により向井原駅から伊予長浜駅を経て伊予大洲駅に至る線路が幹線としての役割を喪失したため、当駅においても優等列車が通ることはなくなった。
その後、当駅は1987年(昭和62年)4月1日の国鉄の分割民営化を経て現在に至っている。なお、予讃本線は1988年(昭和63年)6月1日に予讃線へ改称となった。
単式ホーム1面1線を有する地上駅である。元は島式ホーム1面2線だったが、向井原駅 - 内子駅間の新線開業後に駅舎側の1線を撤去して現在のようになった。そのため、駅舎からホームまでの間は極力段差をなくすため列車の発着する部分を中心にコンクリートで埋められている。またかつては終着駅でもあったため構内は比較的広く、側線もある。
ホームの有効長は4両分あるが、3両編成である「伊予灘ものがたり」の運転停車時は2両編成であった初代車両時代と同じ位置で停車しているため、松山寄りの3号車はほぼ全てがホームからはみ出して停車している(出入口の箇所はホームの端にかかっているため乗降は可能)。
開業当初からの木造駅舎が改装されながら残っている。駅舎内部には待合所のほか、今は使われていない出札口などがある。
簡易委託駅だが[3]、出札業務の受託を行っていた駅前のたばこ店が休業したため、事実上の駅員無配置駅となっている[5]。
なお、下灘駅の駅舎内部に記念乗車券の臨時販売所を、2019年(令和元年)7月20日から9月30日まで設置した[10]。
ホーム柱に取り付けれられている『しもなだ』のホーロー看板は2014年に有志によって取り付けられたものである[11]。
駅前には駐車場があるが、駐車可能台数が5台程度と少なく夏休み等の観光シーズンは付近の道路も混雑する。また、駅前の道は普通車がなんとかすれ違える程度の道幅しかなく、路上駐車をしないよう呼びかけられている。駅前の駐車場が満車の場合は、駅から徒歩5分ほどの場所にある臨時駐車場(約20台駐車可能)に案内される[12]場合があるほか、隣の駅である伊予上灘駅近くの「道の駅ふたみ」に駐車した上で鉄道利用での訪問も案内されている。
下灘駅の利用状況の変遷を下表に示す[13]。
年 度 | 当駅分輸送実績(乗降人員):人/年度 | ||
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定期 | 定期外 | 合 計 | |
2005年度(平成17年度) | 42,340 | 8,760 | 51,100 |
2006年度(平成18年度) | 36,500 | 7,300 | 43,800 |
2007年度(平成19年度) | 37,332 | 8,052 | 45,384 |
2008年度(平成20年度) | 33,580 | 8,030 | 41,610 |
2009年度(平成21年度) | 32,850 | 7,300 | 40,150 |
2010年度 (平成22年度) | 32,850 | 13,140 | 45,990 |
2011年度 (平成23年度) | 27,084 | 9,516 | 36,600 |
2012年度 (平成24年度) | 22,692 | 7,320 | 30,012 |
2013年度 (平成25年度) | 22,630 | 5,110 | 27,740 |
2014年度 (平成26年度) | 18,250 | 4,380 | 22,630 |
2015年度 (平成27年度) | 18,250 | 5,110 | 23,360 |
2016年度 (平成28年度) | 19,032 | 6,588 | 25,620 |
駅は下灘の集落から1キロメートルほど東にある。駅から国道沿いに西へ行くと海を埋め立てて造った港があり、周辺は役所の支所や郵便局、小学校などがあり、賑やかである。そこからさらに豊田川上流の方へ行くと中学校がある。